魚やDHA・EPAサプリに水銀は入っている?

【妊婦さん必見!】魚やDHA・EPAサプリに水銀は入っている?

DHA・EPA 水銀
普段、食べているお魚に水銀が入っているのか気になりますよね。

厚生労働省が発表した魚介類に含まれる水銀の調査結果(まとめ)の中から良く食べられていて数値が高めのお魚の検査結果をまとめました。

総水銀 μg/g

メチル水銀 μg/g

ウナギ

0.053

0.045

キハダ(キハダマグロ)

0.179

0.177

キンメダイ

0.684

0.532

クロダイ

0.125

0.200

クロマグロ(本マグロ)

0.723

0.542

ゴマサバ

0.166

0.133

サバ

0.104

0.073

スズキ

0.102

0.073

タチウオ

0.112

0.053

ヒラメ

0.058

0.083

ブリ

0.153

0.197

シジミ科(種不明)

0.019

0.002



お魚には水銀が入っています。
お魚の種類によって、量の多さが違います。

総水銀とは、無機水銀と有機水銀を合わせたものです。
無機水銀は体内に取り込まれにくく、有機水銀より害が少ないため蛍光灯やボタン電池などに使われています。

有機水銀の中のひとつのメチル水銀強い毒性を持っていて心配されているものです。
メチル水銀は、消化管(胃や腸)から簡単に吸収されて体のいろいろな所に入り込んでしまいます。
妊娠していると胎児とお母さんをつないでいる胎盤から、お腹の赤ちゃんにメチル水銀が届いてしまいます。

なぜお魚には水銀(メチル水銀)が入っているの?

DHA・EPA 水銀

水銀は、ほとんど無機水銀として自然界の土、空気、水すべてに存在しています。


無機水銀は、細菌などの働きによってメチル水銀に変わり、プランクトンにとりこまれます。

プランクトンは小魚に食べられ、小魚は小型の肉食魚が食べ、小型の肉食魚は大型の肉食魚や海の哺乳類が食べるという食物連鎖によってメチル水銀は魚にだんだん蓄積されていきます。

なので、大きい魚や寿命の長い魚(深海魚)はメチル水銀が多くとりこまれています。

昔、工場から排出された大量のメチル水銀が海や魚を汚染させて水俣病がありますが、現在では厳しい規制がかけられているので水銀が工場から排出されることはなくなっています。

メチル水銀の危険性は?

メチル水銀中毒で有名なのは水俣病ですね。

メチル水銀が体の中にたくさん入ってしまうと、神経系の特定の部位に強く傷つけてしまいます。
脳がダメージを受けると、普段できていることができなくなってしまいます。

例えば、段差も何もないところで転んでしまう、目が見えにくくなる、触っているものの感触がわからなくなる、しびれがでる、手が震える、歩けなくなるなど脳が関係している体の部分に症状が出ます。
そして治療が困難です。


お魚にメチル水銀が含まれていると考えると怖くなってしまいますよね。

厚生労働省は、
妊娠している方等(妊娠している方や妊娠している可能性のある方)以外の成人の方や子どもの方々についてはすべての種類の魚介類等について、妊娠している方等であってもこれらの種類以外の魚介類等にあっては、現段階で水銀による健康への悪影響が一般に懸念されるようなデータはありません。
と発表しています。
そして
魚介類等は、良質なたんぱく質を多く含み、不飽和脂肪酸が多く含まれ、また、微量栄養素の摂取源であるなど、重要な食材です。今回の注意事項が魚介類等の摂食の減少につながらないよう、正確なご理解をお願いします。
とも発表しています。


では今まで私たちは、どれぐらい水銀を摂ってきたのでしょう?


DHA・EPA 水銀

厚生労働省の水銀の1日摂取量調査(トータルダイエット調査)の結果では、1992年から2001年まで一人当たり平均8.4μgです。
数字があると心配ですね。

この平均8.4μgという数字は総水銀の値なので、危険と感じるメチル水銀は、もっと少ない量になります。

厚生労働省が昭和48年に設定したメチル水銀の暫定的耐容週間摂取量を決めました。

これはメチル水銀に汚染された魚を食べ続けても、ある一定の量まで達しないと病気にならないという考えから専門家会議で作られた結果です。

メチル水銀の暫定的耐容週間摂取量で計算すると、体重50キロの人が1日の耐容摂取量は24μgなので健康に影響する心配はないと考えられています。

そして汚染された魚介類が市場に出まわらないように、総水銀の検査結果が0.4ppmを超える場合は、さらに検査をしてメチル水銀0.3ppm(水銀として)を超えたものは魚介類の廃棄、販売の自主規制などの指導をしています。

マグロ、カジキ、カツオ、うなぎ、キンメダイなどは、含有している水銀が天然由来だから摂取量からみて健康被害を生ずるおそれはないなどの理由から魚介類の暫定的規制値からはずされています。


妊娠している方や妊娠している可能性のあるかた以外の成人の方や子どもの方には、魚介類に含まれている水銀はまったく心配いりません。

そして厚生労働省は水産物の栄養面での特徴を平成11年度漁業白書より抜粋して、魚介類等の摂食をすすめています。

平成11年度漁業白書抜粋
魚介類の脂質には、生活習慣病の予防や脳の発育等に効果がある高度不飽和脂肪酸のエイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)が多く含まれることが知られるようになってきている。
また、魚介類や海草類が、カルシウムをはじめとする各種の微量栄養素の重要な摂取源になっていることがあらためて見直されている。

コラム:水産物に含まれる成分と機能

エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)
 魚類、特にいわし、まぐろなど海産魚の脂質に多く含まれる脂肪酸の一種です。血栓を防ぐとともに血中のLDL(悪玉)コレステロール値を低下させ、脳梗塞、心筋梗塞などの血管障害を予防するほか、アレルギー反応を抑制する作用などがあります。
さらに、DHAは、脳神経系に高濃度で分布し、情報の伝達をスムーズにするほか、脳の発育や視力の向上に関与しています。

タウリン
 たこ、いか、貝、えび、かに類などに多く含まれているアミノ酸の一種です。
生活習慣病予防物質として注目されており、動物実験により高血圧の下降、血液中のコレステロールの低下など多くの生理作用が確認されています。

アスタキサンチン
さけ、いくら、たい、えびなどの赤橙色の色素です。ビタミンEを上回る抗酸化作用を持つことが明らかにされており、活性酸素注)の作用による諸疾患を抑制することなどが期待されています。
注:活性酸素:呼吸により体内に取り入れられた酸素がエネルギーを生み出す過程でつくられる他の分子と結合しやすい状態の酸素分子。
殺菌、解毒等の作用を持つ一方、老化、発がん、腎障害、動脈硬化、白内障などの促進にかかわる。


お魚に含まれているエイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)の重要性がとても感じられますね。

DHA・EPAサプリメントに水銀は入っている?

DHA・EPA 水銀

マグロやカツオなどから作られるDHA・EPAサプリメントにも毒性の強いメチル水銀が入っているか気になりますよね。
以前、外国製のサプリメントで基準値以上の水銀が検出されたことがあります。
DHA・EPAサプリメントを飲むなら、やはり日本製のものを選んだほうが安全ですね。
当サイトで紹介している商品は、すべて水銀検査がしっかり行われていて基準値以下の商品か、メーカーに問い合わせて確認してありますから安心してください。


妊娠しているかたや妊娠している可能性のあるかたのお魚と水銀は?

DHA・EPA 水銀
デンマークのフェロー諸島では、妊娠中の髪の毛の水銀濃度が10〜20ppmでもお腹の赤ちゃんに影響を与えてしまい、出生後の子供の神経発達機能に異常が出てしまったという報告があります。
その一方でインド洋にあるセーシェル諸島では魚をたくさん食べる妊婦でも子供に異常はなく、子供の脳に良い影響を与えているという報告があります。

お魚は子供の脳に良いけれど、お魚に含まれるメチル水銀は悪い、そしてまだまだ研究途中ということです。

では、どう考えればいいのでしょう?

厚生労働省では、メチル水銀によるハイリスクグループを胎児としてます。

妊婦さんの血液中のメチル水銀は胎盤を通してお腹の赤ちゃんに移ります。
そしてお腹の赤ちゃんはメチル水銀を排泄できないため、お母さんの血液の中にあるメチル水銀の量より、お腹の中の赤ちゃんの多くなってしまいます。
お腹の中にいる赤ちゃんは、脳などの中枢神経系の成長がとても速い時期でメチル水銀の影響を受けやすいと考えられています。

厚生労働省は、妊娠しているかたや妊娠している可能性のあるかたの耐性週間摂取量を2.0μg/kg/週(水銀として)としています。
これは、体重が60㎏なら120μg/週までメチル水銀を食べてもお腹の赤ちゃんに影響はなく、それよりも魚に含まれる栄養成分の良質なタンパク質とDHAとEPAやカルシウムをとって栄養のバランスよい食事をすすめています。

厚生労働省が発表している注意が必要なお魚については、 妊婦さんにおすすめDHA・EPAサプリで紹介しています。
注意が必要なお魚をとても多く食べ過ぎてしまった場合の赤ちゃんへの影響は、例えば音を聞いた場合の反応が 1/1,000 秒以下のレベ ルで遅れるようになるようなものであるとしても将来の社会生活に支障があるような 重篤なものではないとしています。

厚生労働省が発表しているn‒3系脂肪酸(EPAやDHAなど)の妊娠中と授乳中の女性の1日の目安量は1,800mgです。
18歳から49歳の女性のn‒3系脂肪酸(EPAやDHAなど)の1日の目安量は1,600mgなので、いつもより200㎎多くとるように心がけるといいですね。

妊娠していなくても不足しがちな栄養素のn‒3系脂肪酸(EPAやDHAなど)は、お腹の赤ちゃんの発育に大切な役割をします。
どうしても食事からとれないというかたは、サプリメントで補うことをおすすめします。

授乳中の母乳の中の水銀は?


生まれたばかりの赤ちゃんは母乳からメチル水銀をとりますが、母乳はふつうの食品よりメチル水銀の量は少なくなっています。
お腹に赤ちゃんがいた頃よりは少し安心できますが、授乳中もしっかり栄養バランスのよい食事を心がけてくださいね。

母乳中の必須脂肪酸は、特に魚由来のn-3系脂肪酸(EPAやDHAなど)をとることが推奨されています。(1日の目安量は1,800mg)

赤ちゃんのためにしっかりと魚由来のn-3系脂肪酸(EPAやDHAなど)を食事からとることをおすすめします。

魚が不足がちなお母さんには、しっかりと水銀検査をしたサプリメントを考えてみることをおすすめします。

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